国際的に著名な科学系出版社のシュプリンガー・ネイチャーは復旦大学と共同で、2026年初めに国際総合学術誌「Science and AI」を創刊する。中国新聞網が伝えた。
シュプリンガー・ネイチャーは中国のパートナーとともに200以上の英文学術誌を創刊しているが、今回新たに科学と人工知能(AI)に関する学術誌が加わることになる。
「Science and AI」は、AIがさまざまな学術分野に応用される実例を紹介・発信し、AIと科学の相互促進関係に焦点を当てる。「AI for Science」では、AIの力を用いて複雑な科学的課題に挑み、「Science for AI」では、科学的なデータや手法によってAI技術の進展を促す。
同誌はオープンアクセス(OA)方式で出版され、掲載された論文は誰でも無料で閲覧・取得できる。これにより、研究成果の迅速かつ広範な共有と応用が促進され、研究の科学的・社会的影響力が高まることが期待される。
編集長はノーベル賞受賞者で、スタンフォード大学終身教授のマイケル・レヴィット氏と、中国科学院院士(アカデミー会員)で復旦大学校長の金力教授が共同で務める。また、国際色豊かな編集者および編集委員会が組織される予定で、生物学や医学、化学、材料科学、コンピューター科学などの広い分野をカバーする見込みだ。
シュプリンガー・ネイチャー大中華圏総裁のArnout Jacobs氏は「AIは科学研究の方法を変革しており、科学発見のペースをさらに加速させる可能性がある。シュプリンガー・ネイチャーは90以上のAI関連施策により出版の効率を高めるとともに、今回の復旦大学との新刊の出版により、AIの各分野における最新の応用を発信し、科学の進歩を支援する」と述べた。
シュプリンガー・ネイチャーはこれまで、中国の大学、研究機関、学会などと協力して200以上の英語学術誌を創刊している。主要な学術分野を網羅しており、うち45%はOA誌となっている。

(画像提供:人民網)