2025年06月23日-06月30日
トップ  > 中国 科学技術ニュース >  2025年06月23日-06月30日 >  中国、5G-Aの商用で一定の成果 6Gの先行構築も

中国、5G-Aの商用で一定の成果 6Gの先行構築も

2025年06月26日

 中国上海市で開かれていた「2025年世界移動通信大会(MWC上海2025)」が20日に閉幕した。大会では中国における5G-A商用展開が顕著な成果を上げていること、そして現在、6G産業エコシステムの先行的な構築が進められていることが明らかになった。中国新聞社が伝えた。

 5G-Aは、5Gネットワークの強化・進化版に当たる。最新データによると、中国では現在300以上の都市で5G-Aのカバーが実現しており、30以上の省(自治区・直轄市)で5G-Aの主要プランが提供されており、5G-Aの利用者数は1000万人を突破した。

 中国移動の何飈総経理は大会で、「当社の5G-Aネットワークは330以上の都市をカバーし、通信速度、カバー範囲、スマートレベル、接続能力の全面的な向上を実現した」と述べた。

 大会では、「『5G-A』+低空経済(低空域飛行活動による経済形態)」「『5G-A』+スマート工場」「『5G-A』+スマート運転」などの事例が多数紹介された。

 産業分野では、5G-Aネットワークを用いることでエンボディドAIが大量のデータをリアルタイムで取得・処理し、「感知-意思決定-実行」の閉ループ操作により、危険作業のリスクを効果的に下げ、生産の効率性と安全性を高めることができる。楽聚(深圳)機器人技術有限公司の常琳CEOは、「ロボットが生産と生活に入り込む時、その背景にあるのは『安定した接続』が『スマートな接続』へと進化することだ」と述べた。

 華為(ファーウェイ)の汪濤常務董事は、「2030年までに30億台近くのAI(人工知能)ロボットが工場と家庭に入るだろう。AIは生産の補助から業界の中核的な生産プロセスに深く関わるようになる。また、低空経済などを活性化していく」と述べた。

 中国の通信事業者は現在、5G-Aネットワークにおける6G技術の実証実験を推進しており、5G-Aと6G一体化を進めている。

 何氏は「5G-A/6GとAIなどの技術を融合することにより、通信ネットワークは、天地一体化(衛星と地上ネットワークの融合による全域カバー通信ネットワークの構築)、通信・感知一体化(通信ネットワークの多次元感知への全面的なアップグレードによる全シーン感知の実現)、通信・スマート一体化(通信ネットワークとAIの深い融合によるスマート化応用の推進、『接続+スマート』の相乗効果の加速)という新たな発展のトレンドを示している」と述べた。

 
※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます
 

中国科学技術ニューストップへ
上へ戻る