中国江西省南昌市でこのほど、V2G(Vehicle-to-Grid)型モデル充電ステーションが稼働した。これは、同省で初めて「太陽光発電・蓄電・充電・放電・検査・調整」の機能を統合した充電ステーションであり、新エネルギー充電インフラ整備が新たな段階に進んだことを示している。中国新聞網が伝えた。
ステーションの敷地面積は5,818平方メートルで、36台分の充放電スペースを備える。施設内は「V2Gモデルエリア」「新型充電技術モデルエリア」「太陽光発電・蓄電・充電モデルエリア」「総合サービスエリア」に分かれている。
新型充電技術モデルエリアには超急速充電に対応した8台分のスペースがあり、10分間で80%まで充電でき、利用者の待ち時間を大幅に短縮する。また、エリア内にあるバッテリー検査機能を備えた4台分のスペースでは、充電中に自動でバッテリーの状態を診断し、充電完了後すぐに検査レポートを生成する。これにより、車両所有者がバッテリーのコンディションを把握できるという。
太陽光発電・蓄電モデルエリアは、環境に配慮した取り組みが行われている。昼間は、太陽光発電設備が太陽エネルギーを電力に変換する。その一部は車両の充電に利用され、余剰電力は蓄電に回される。夜間や曇天時などには、この蓄電された電力が活用される。また、電力需要が高まるピーク時には蓄電池が供給を補助し、電力需要の低い時間帯には蓄電を行うなど、コスト削減と環境保護の両立が図られている。
同ステーションでは、車両・充電設備・電力網などを高度に連携させており、V2Gの大規模な展開や、さまざまな電力需要を集約した市場取引への参加が可能となっている。

(画像提供:人民網)