2025年07月14日-07月18日
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AIロボットが冬棗を収穫 陝西省で実地試験

2025年07月14日

 中国陝西省渭南市大荔県の緑豊源家庭農場にある冬棗ハウスでは、研究者らが冬棗の収穫ロボットの操作を行っている。ロボットはAIによる認識技術を使い、成熟した冬棗を見つけると、アームが正確に果実をつかみ、すばやく収穫する。その一連の動作は非常にスムーズで熟練したように見える。中国新聞網が伝えた。

 このロボットは、深圳藍侠機器人有限公司とハルビン工業大学(深圳)によって共同開発された中国初のスマート冬棗収穫ロボット「藍侠」だ。大荔で実地試験を行い、大荔の冬棗産業をより高品質で現代的な方向へと転換させるのを支援している。

 ハルビン工業大学(深圳)の王勃然副教授は、「今回の試験では、主に2点を重点的に検証する。1つは異なる光環境や葉の遮蔽、複雑な背景下での果実認識の精度。もう1つは、異なる地形条件下での自律走行計画など、複数の重要技術だ」と説明した。

「藍侠」は、多波長イメージング技術と自律的に訓練されたAIビジョンモデルを活用しており、複雑な背景下でも枝葉に隠れた果実を識別する能力を備えている。生体模倣型の柔軟な多指グリッパーは、果実の形状や大きさに応じて対応し、多自由度の協調型ロボットアームと独自開発のハンド・アイ協調アルゴリズムを組み合わせることで、果実に柔軟かつ正確にアプローチする。

 試験の結果、収穫間隔は約8秒、熟した果実の掴み取り成功率は約85%、果実の損傷率は8%未満だった。

 王氏は「現在、第2世代試作機の改良を進めており、今後2~3カ月で環境適応性の改善を目指す。第3世代の開発も間もなく始まり、6~8カ月以内の完成を予定している」と説明。現段階では1本のアームによる作業だが、今後は複数のアームとカメラを備えたロボットにアップグレードし、収穫効率の大幅な向上を図るという。

 王氏は製品コストの引き下げにも注力しており「最終的には農家が実際に導入しやすく、役に立つ製品にしていきたい」と展望を語った。

(画像提供:人民網)

 
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