2025年07月14日-07月18日
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中国初の国産LNG冷熱発電装置、累計発電量1100万kWhを突破

2025年07月18日

 中国海洋石油集団によると、浙江省寧波市にある中国初の国産LNG(液化天然ガス)冷熱発電装置がこのほど、累計発電量1100万キロワット時(kWh)を上回った。これは、二酸化炭素排出約6160トンの削減に相当する。人民網が伝えた。

 同プロジェクトの年間設計発電量は約2300万kWhで、年間の二酸化炭素排出削減量は約1万4000トン、植樹換算で78万本に相当する。

 LNG冷熱発電は、LNGの気化・外部供給過程で発生する冷熱を有効活用して発電する。同装置は、寧波の「グリーンエネルギーポート」LNG受入基地の第2期プロジェクトに設置されたもので、分離型中間媒体気化器を採用し、海水を熱源、LNGを冷熱源、プロパンを作動媒体としている。具体的には、海水の熱を利用して液体プロパンを加熱・気化し、そのガスでタービンを回して発電を行う。その後、気化したプロパンにLNGの冷熱を再び伝えて液体に戻すことで、冷熱エネルギーを循環的に活用する仕組みとなっている。

 同集団の関係者は「この過程は『お湯を沸かして発電する』ようなものだ。ただし水の代わりに液体プロパンを、熱源には常温の海水を用い、加熱には中間媒体気化器内の海水熱交換器を使う」と説明。「低温のLNGはこの過程で加熱され、高圧天然ガスとなって外部パイプラインへと送られる。この発電プロセスでは化石燃料を使用しておらず、生成される電力はグリーンエネルギーだ」と述べた。

(画像提供:人民網)

 
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