2025年08月25日-08月29日
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人工空洞式空気貯蔵技術のロードマップを確立

2025年08月25日

 中国能建数科集団によると、湖南省長沙市で17日、圧縮空気エネルギー貯蔵用人工空洞空気貯蔵庫のシステム技術の検証が無事完了した。これにより、人工空洞式空気貯蔵分野における技術ロードマップを確立し、圧縮空気エネルギー貯蔵産業が大規模化・産業化に向けて大きく前進する見込みだ。中国新聞社が伝えた。

 圧縮空気エネルギー貯蔵とは、電力需要が低い時間帯に電力を圧縮空気の圧力エネルギーに変換して貯蔵し、需要のピーク時に圧縮空気を放出して蒸気タービンを駆動し発電する方式を指す。

 中国能建の試験では、空気貯蔵密封循環試験の圧力が18メガパスカル(MPa)を突破。高圧・低圧の循環運転や長時間の加圧保持の検証を経て、空気貯蔵庫の密封性・安定性などの性能指標はすべて国際的なトップ水準に達したという。

 今回の人工空洞式空気貯蔵技術の成功は、エネルギー貯蔵産業の大規模発展を推進するものとして期待されている。高圧空気貯蔵を支えるだけでなく、水素、天然ガス、アンモニア、石油・ガスといった戦略物資の貯蔵にも広く応用可能であり、「電源・電力網・負荷・エネルギー貯蔵」の一体化、水素エネルギーの産業化、石油・ガスの戦略備蓄に対しても分野横断的な支援を提供し、「多様なエネルギーを同時に貯蔵する」新局面を開くことになる。

 
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