2025年08月25日-08月29日
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中鉄装備製のシールドマシンがラインオフ

2025年08月27日

 中国河南省鄭州市の工場でこのほど、長さ約113メートル、直径15.7メートルの超大型シールドマシン「巴蘭加魯(バランガルー)号」がラインオフした。人民網が伝えた。

 中国中鉄工程装備集団(中鉄装備)が製造した「巴蘭加魯号」は、今年4月にラインオフした直径が最大の輸出向けシールドマシン「帕蒂加朗号」の「姉妹機」に当たる。同じ大きさで、同じ機能を備えており、どちらもオーストラリア・シドニー西部の港におけるプロジェクト建設に投入される。

 シールドマシンは「建設機械の王様」とも呼ばれ、地下工事設備の水準を示す重要な指標となる。道路から地下鉄、水利から鉱山に至るまで、山や川、海の下を掘削するためには、シールドマシンが欠かせない。

 中鉄装備は中国の掘削機産業のパイオニアで、生産・販売数は8年連続で世界一となっている。その製品はシンガポールやアラブ首長国連邦、オーストラリア、フランス、ドイツなど30ヶ国・地域以上に輸出されている。

 標高4000メートル以上の青蔵高原(チベット高原)のトンネルや渤海の海底の掘削など、同社はさまざまな地域に合ったマシンを開発し続けている。

 2023年5月には「中鉄1237号」がラインオフした。これにはスマートシステムが搭載され、自律的に掘削効率とエネルギー消費のベストバランスを取ることができる。

 中鉄装備の副チーフエンジニアである技術センターの賀飛主任は、「掘削の過程で、環境を破壊せずに、掘削パラメータとその時点での地質をマッチングさせるというのは、自動車の無段変速機のような機能で、グリーン・省エネを実現している。このマシンは、イタリア・シチリアの高速鉄道のトンネル建設に投入されており、国際市場において中国のグリーンなシールドマシンが高く評価されていることを示している」と語った。

(画像提供:人民網)

 
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