中国工業・情報化部(省)はこのほど通知を発表し、2025年度の中小企業向け人工知能(AI)モデル応用シナリオの募集を開始した。人民郵電報が伝えた。
今回の募集は、中小企業のイノベーション発展を支援する党中央・国務院の決定を実行に移すもので、「中小企業デジタル化活性特別行動計画(2025--27年)」の要求に基づく。AIによる製品・サービスのイノベーションや業務プロセスの最適化などを中心に、先見性・革新性・模範性の高い応用シナリオを掘り起こし、中小企業がAIを活用してイノベーションを実現するための実践的な指針や参考事例を提供することを目的としている。
募集は大きく三つの分野で行われる。一つ目が「AIによる製品・サービスのイノベーション」で、AI技術を活用してブレイクスルーを果たし、スマート化された製品やサービスなど先見性のある新製品や新サービスを開発する。二つ目は「AIによる業務プロセスの最適化」で、研究開発・設計、生産管理、品質検査、設備保守、調達・供給、販売・アフターサービス、経営管理などの場面でAI技術を導入し、デジタル変革を進めることで業務プロセスの最適化や能力向上を図る。三つめは、その他のAIを活用した中小企業のイノベーション発展に資する新しいルートやモデルを模索する。
通知では、申請主体は中華人民共和国国内で登録され、独立した法人資格を有する中小企業と定められている。
工業・情報化部によると、専門家による審査を行い、選定されたシナリオを整理・編集した上で、各種大会などのプラットフォームを活用して公表・PRを進める。これにより、モデル事例としての役割や価値を発揮させ、AIによる中小企業のイノベーション発展を後押しする環境を醸成していくという。