2025年09月08日-09月12日
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北京の無人店舗にロボット店員が登場

2025年09月11日

 中国北京市中関村のART PARK大融城にある無人店舗にロボットの店員が登場した。銀色のロボットアームが静かにコーヒーを差し出すと、並んでいる人々はスマートフォンでその姿を撮影した。経済日報が伝えた。

「アイスコーヒーができました。こちらからQRコードをスキャンしてカップをお受け取りください」

 このロボットは会話だけでなく、コーヒーや飲み物を運ぶこともできる。無人店舗は都市生活向けに作られた人型ロボットによるスマートリテールソリューションで、最小9平方メートルというスペースで24時間無人で稼働し、飲み物や軽食、小物、医薬品といった需要の高い商品を販売する。

 ロボットが「店員」として働き始めている背景には、人型ロボット技術の進歩と経済的合理性がある。ロボットによる小売は「一度の投資で、24時間稼働」が可能だ。一つのロボットアームが、商品の補充、コーヒー作り、飲み物の提供をこなすことができるため、減価償却費やハードウェアの償却費、運用コストを考慮しても、ロボット店員の総コストは、従来の人の労働によるコストよりも低い。

 また、新たな体験が生み出す集客効果も無視できない。ある報道によると、この「宇宙カプセル」は1日平均延べ2000人の利用者にサービスを提供し、周辺地域の来客数を3割増加させているという。実際の場面で人型ロボットが働き始めることで、好奇心から体験に来る消費者が増え、「体験」が新たな生産要素になっている。

 ロボットは注目を浴びる場所だけでなく、人通りの少ない場所でも活躍できる。このようなスマートリテールが進化すれば、それぞれの地域の特徴に合わせ、より多様な商品やサービスをカスタマイズで提供できる。さらに、交通拠点、老朽化した住宅団地、観光地の片隅、夜間など、従来のコンビニエンスストアがカバーしきれないような場所でも、より低コストかつ効率的なサービスを提供し、公共サービスの密度と消費の利便性を効果的に向上させることが期待できる。

 人型ロボットのスマートリテールと同様に、ロボット版「4S店(ディーラー)」も登場し、ロボットを展示品から日常用途へとさらに進化させている。これまで、人型ロボットは価格が高く、メンテナンスコストも高かったため、その普及が大きく制限されていた。最近、北京の亦荘で世界初のエンボディドAIロボット「4S店」がオープンした。ここでは、世界トップレベルのロボット製品の展示と没入型体験スペースが提供され、利用者は製品の性能を体感できるようになった。

 産業チェーン企業、完成品メーカー、そして「4S店」が連携することで、「研究開発-製造-場面-金融-サービス」という一体型のクローズドループが徐々に形成され、ロボットのライフサイクル全体をカバーするサービスシステムが構築されている。「集中調達+標準化メンテナンス」および金融機関と提携した「リース+管理」モデルを通じて、より多くの中小企業や一般家庭が、より低いハードルでロボットを利用できるようになり、潜在的な需要を現実の市場へと変え、技術的価値のスムーズな商業化を推進している。

 ロボットコンビニからロボットレストラン、マラソンから各種競技大会に至るまで、今年に入ってから、人型ロボットの驚くべき能力が次々と話題になっている。その多様なスキルは人々を驚かせ、より多くの場面で人々の日常生活に溶け込むための基盤を築いている。

 スマートリテールから「4S店」まで、標準化、データ化、サービス化の手法を用いることで、高コストで利用頻度が低く、メンテナンスが難しい「技術の贅沢品」を、低コストかつ高頻度でメンテナンスが容易な「日常の耐久消費財」へと変えているのだ。

 
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