中国広西チワン族自治区南寧市武鳴区にある伏林ナトリウムイオン電池蓄電所で8日、最後のエネルギー貯蔵モジュールが電力網への接続試験を完了し、同所の第2期拡張プロジェクトが稼働した。第2期は、第1期の10メガワット時(MWh)に、さらに40MWhを増設するもので、稼働開始後の総規模は50MWh(5万kWh)に達する。新華社が伝えた。
ナトリウムイオン電池の蓄電技術における難題を克服するため、南方電網広西電網公司は2024年に複数の研究機関と共同で研究チームを結成。210アンペア時(Ah)のナトリウムイオン蓄電モジュールおよび10MWhの蓄電システムを開発し、第1期プロジェクトに導入した。第1期は24年5月の運転開始以来、累計130万kWhを超えるグリーン電力を蓄放電し、電力網の調整や再生可能エネルギーの受け入れなどにおいて重要な役割を果たしている。
南方電網広西南寧電力供給局の上級エンジニア、羅伝勝氏は、「今回の拡張により、電力需要が低い時間帯にフル充電すれば、5万kWhのグリーン電力を蓄えられる。電力需要が高いピーク時には、これらの電力を放出し、約1万2000世帯の1日分の電力需要を満たすことができる。拡張後の蓄電所では、年間の充放電回数が最大600回に達し、年間約3000万kWhの風力・太陽光発電電力を新たに活用できる見込みだ。これは標準炭換算で9000トンの削減、二酸化炭素1万3500トンの排出削減に相当し、地域の『ダブルカーボン(カーボンピーク・カーボンニュートラル)』目標を力強く推進する」と説明した。

(画像提供:人民網)