2025世界計算大会が20日、湖南省長沙市で開かれた。大会では2025年の世界計算分野におけるイノベーション成果トップ10および2026年の発展トレンドトップ10が発表された。中国新聞網が伝えた。
今回発表された世界計算分野イノベーション成果トップ10は以下の通り。
(1)計算分野がZFLOPS(ゼタフロップス)時代に突入。
(2)世界の計算能力が指数関数的に増大し、生成AIアプリケーションの爆発的拡大を加速させる。
(3)地域間計算クラスターの連携が進み、計算能力インターネットが概念段階から実用段階へと進展。
(4)ニューロモルフィックプロセッサが初めて商用化され、世界の脳型計算の新時代が幕を開けた。
(5)大規模言語モデルの端末実装が進み、端末コンピューティングの市場が1兆元(1元=約22円)規模に拡大。
(6)量子計算プロトタイプ「九章3号」が255光子の操作を実現し、人類の計算能力の上限を押し広げた。
(7)1000億パラメータ規模のオープンソース大規模言語モデルが顕著な推進力を発揮。
(8)多元協働型連携が相次いで登場し、世界の計算分野が技術主導から標準主導に転換。
(9)インフラは「液冷+グリーン電力」による加速が進み、世界の計算分野における低炭素の基調が一段と鮮明に。
(10)中国・米国・ドイツが先導し、世界の計算技術イノベーション・産業イノベーションが新たな活発期を迎える。
25年はデータ量の急増に伴い、対応する計算能力はZFLOPS級(10の21乗回/秒)時代に入った。PFLOPS級(10の15乗回/秒)からEFLOPS級(10の18乗回/秒)まで14年かかったが、今回はわずか3年だった。
これは、あらゆる産業分野のスマートトランスフォーメーションに計算能力の基盤を提供し、100万種類を超える計算サービスの商業化を支えるとともに、「モデル・アズ・ア・サービス」から「産業特化型大規模言語モデル」に至るまでの一連の新業態を生み出し、世界経済成長の新たな支点を提供している。
データによれば、今年6月時点で中国で稼働している計算能力センターの標準ラック数は1085万、計算能力規模は788EFLOPSに達している。
大会ではさらに、2026年の世界計算分野における発展トレンドトップ10も発表された。今後、世界の計算サプライチェーン構造は多極化の再構築が加速すると見られており、計算企業の競争はフルスタック・エコシステムの競争へと移行する。チップレットヘテロジニアス集積技術は普及期に入る可能性があり、ポスト・ムーア時代の多様な計算パラダイムは産業的実践へと加速していく。端末・エッジの計算能力は今後、大規模展開シナリオ応用の爆発期を迎えることになる。