中国科学院国家天文台は、中国宇宙ステーションのスカイサーベイ宇宙望遠鏡の科学データシミュレーション研究で進展があったと明らかにした。関連研究は学術誌「天文・天体物理学研究(Research in Astronomy and Astrophysics)」に特集論文としてオンライン掲載された。人民日報が伝えた。
世界では第4世代の宇宙・地上スカイサーベイ望遠鏡の建設と運用が相次ぐ中、人類は膨大な観測データによりビッグデータ天文学の時代に突入している。スカイサーベイ宇宙望遠鏡は第4世代スカイサーベイ望遠鏡の一種であり、中国の有人宇宙飛行計画に基づいて建設された大型宇宙天文施設だ。口径2メートルで、広視野、高画質、広帯域といった特長を有する。
研究チームは望遠鏡の主光学系および各観測端末を対象に、エンドツーエンドの観測シミュレーションパッケージを構築した。これにより、観測データについてピクセルレベルの高品質シミュレーションを行い、望遠鏡の総合性能評価に活用する。
清華大学天文学部の李成教授は、「成果論文は、望遠鏡の主スカイサーベイモジュールおよび各付属モジュールの機器性能とシミュレーションデータを網羅的かつ体系的に示しており、スカイサーベイ宇宙望遠鏡の打ち上げ前に行うデータ処理システムの開発・試験、科学的予備研究、さらに打ち上げ後の科学運用に信頼性の高いデータ支援を提供している」と説明した。