2026年01月13日-01月16日
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子どもに話しかけ、薬を運ぶ 病院内を歩き回るロボットたち

2026年01月16日

 中国の首都医科大学附属北京児童医院保定医院東分院の外来ロビーでは、「勤務中」の2台のウサギ型ロボットが、小児患者の視線を引きつけた。光明日報が伝えた。

 患者が近づいて画面に触れると、子どもの声で応答が返ってきた。「こんにちは。何かお手伝いしましょうか?」「トイレに行きたいです」「承知しました。こちらへどうぞ」

 これらは病院に導入された「スマート案内ロボット」で、受診に関する基本的な質問に答えるほか、院内の目的地までのルートを示し、来院者を案内できるという。周囲の状況を認識し、歩行者がいる場合は停止したり避けたりする機能もあり、「お通しください。ありがとうございます」と音声で呼びかけることもある。

 外来1階では、高さ約1メートルの白いロボットが、設定されたルートに沿って走行していた。四角いスクリーンの「顔」には、カートゥーン調の大きな目が表示されている。薬学部へ向かう途中でこのロボットに同行すると、薬剤配送用であることが分かった。胴体には4つの収納スペースがあり、複数の地点へ配送できるという。約2分後、10階の腫瘍センターのナースステーションに到着し、「配送に来ました。カードをかざして扉を開けてください」と音声が流れた。当直の看護師が職員証をかざすと扉が開き、薬を取り出して扉を閉めると、ロボットは向きを変えて次の目的地へ向かった。

 病院の職員によると、院内では機能の異なるロボットが数十台稼働している。案内用や配送専用の機体があり、病理検体の配送だけでも5台が稼働しているという。薬局と病棟、消毒供給センターと手術室の間を行き来し、院内物流を支えている。

 同医院の畢晶副院長は、導入の目的について、「目新しさを狙ったものではなく、業務効率の向上と患者体験の改善にある」と述べた。子どもが泣く場面を減らし、保護者の院内移動の負担を軽くし、医療スタッフが煩雑な作業から離れて、患者対応に充てる時間を増やしたいという。

 同医院では、ロボットを科学教育にも活用している。河北省保定市科学技術協会は、病院内でのロボット活用の場を使い、「科学を病院へ」と題した科学教育イベントを定期的に開催している。デモンストレーションや体験型の交流、健康科学のミニ講座などを通じて、子どもと保護者に医療・健康に関する知識を伝えるという。診療の場で科学技術を身近に感じてもらい、子どもたちの探究心につなげる狙いがある。

(画像提供:人民網)

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