中国の西湖大学が中心となり、高等教育出版社が出版する、生命科学・生物医学分野の学術誌「Vita」が、今年春に創刊されることが、西湖大学への取材で分かった。科技日報が伝えた。
同誌編集長の李党生氏は、「『Vita』はラテン語の『生命』に由来し、学問分野の特性を表すと同時に、国境を越え、多様性を包容する学術的志向を内包している。現在、創刊に向けた準備が進んでおり、国際標準逐次刊行物番号(ISSN)はすでに承認を得て、国内外の科学者100人近くからなる専門家諮問委員会も設立された。本誌最初のオリジナル論文は最終審査段階に入っており、26年第1四半期にオンライン公開され、紙媒体は同年6月に出版される予定だ」と説明した。
西湖大学学長で生命科学開放連盟副理事長の施一公氏は、「中国で国際的に認められる科学技術ジャーナルを創設するのは必然的なことだ」と率直に語った。
また、深圳医学科学院が中心となり、深圳湾実験室、清華大学、西湖大学などが共同で構築する「浪淘沙プレプリント・プラットフォーム」もオンライン公開されている。学術誌とプレプリント・プラットフォームを連携させることで、生命科学・生物医学の研究成果を早期に共有できる仕組みを整え、研究者同士の情報発信や交流を後押しする狙いだ。
2025年8月、西湖大学を含む中国本土と香港の15の大学・研究機関が「生命科学オープン・アライアンス」を設立し、生命科学・生物医学分野の国際学術誌「Vita」の創刊を発表した。12月の年次総会では、加盟機関が33に増え、Vitaのシリーズ誌に関する専門委員会も設けられた。Vitaの編集長は尚思自然科学研究院のチーフ・サイエンティフィック・オフィサーの李党生氏が務め、西湖大学学長で同アライアンス副理事長の施一公氏が共同編集長に就く。

(画像提供:人民網)