甬舟(寧波-舟山)鉄道金塘海底トンネルの寧波側施工現場でこのほど、中国初のシールドマシン用高圧環境下入室作業装置「深海宇宙ステーション」が初めて運用された。深さ75メートル相当の高圧環境下で、作業員がシールドマシン内部に入って作業を行う工程が行われた。これは、中国で開発されたシールドマシン飽和加圧坑内進入技術が実用化されたことを示すもので、将来の大深度海底横断トンネル建設や深層地下空間開発に向けた技術の蓄積となる。科技日報が伝えた。
同ステーションは海底の高圧環境を再現でき、最大で深さ100メートル相当の飽和作業に対応する。中鉄十四局の甬舟鉄道プロジェクト現場責任者、胡浩氏は、「作業員はステーションに入った後、海底と同じ圧力に保たれた居住用の『寧海キャビン』で生活する。毎日、専用の移動キャビンに乗って海底のシールドマシンまで移動し、高圧環境のまま内部に入って設備の保守やカッターの交換を行う」と説明した。
同ステーションは作業深度の制約を打破しただけでなく、作業可能時間の大幅な延長も実現した。高圧下入室作業の単回有効作業時間は40分から8時間へと延伸され、複数チームによる24時間体制の交代勤務が可能となった。最長作業サイクルは28日に達し、安全性と効率性を両立する形で性能向上が確認された。

(画像提供:人民網)