中国重慶市で9日、車両本体、動的交通、気候シミュレーションの3要素が一体化したスマート運転実験室が運用を開始した。中央テレビニュースが伝えた。
面積5000平方メートルを超える実験室では、濃霧や激しい雨など交通環境をシミュレートでき、全天候型の大規模な自動車スマート化テストを実施できる。
濃霧の自然環境をシミュレートした状況下では、テスト車両が車線変更を行った後、前方で急ブレーキをかけたオートバイ、さらに後方から高速で接近するオートバイに遭遇する。前後から「挟み撃ち」にされる状況の中で、テスト車両は急遽元の車線に戻ったが、直後に前方で低速走行する車両に直面した。これを受け、テスト車両は直ちに緊急制動システムを作動させ、停止した。
招商車研電子・情報テスト研究事業部のゼネラルマネージャーである樊海竜氏は、「実際のテストシーンを忠実にシミュレートするものであり、同時にスマート自動運転車の機能安全テストにおける極限シナリオの要求を満たす。霧のシミュレーションでは、30分以内に視程10メートルから1000メートルまで連続的に調整できる」と説明した。
この実験室ではさらに、雨や光といった環境もシミュレート可能で、1時間当たり10ミリの小雨から150ミリの激しい雨までをシミュレートできるほか、夜明け、夕暮れ、曇天といった光の条件もシミュレートできる。中国初となるこのスマート牽引システムは、従来のテスト装置における運動限界を超え、牽引速度は最高で時速130キロに達し、業界で一般的な時速100キロの上限を大きく上回っている。

画像は人民網日本語版(CCTV提供)より