中国四川省成都市でこのほど、竹由来の一次繊維を使用したパンダ型ヒューマノイドロボットの発表イベントが開かれた。中国新聞網が伝えた。
イベントでは、「竹大」と命名されたヒューマノイドロボットが初公開された。荷重を受け持つ構造に竹由来の一次繊維(バンブーファイバー)を用いた同ロボットは、パンダをモチーフにしており、ボディや関節モジュールに、四川省達州市大竹県産の竹から抽出した一次繊維が使用されている。曲げ・引張の弾性率、変形への耐性、材質の強度が全面的に向上しており、軽量で高強度という物理的特性を備えているほか、環境配慮のコンセプトも際立っており、四川文化の要素を盛り込んでいる。
イベントに登場した「竹大」は、滑らかな直膝歩行や動的バランス能力を示したほか、音声による指令やボディアクション、目の表情などを通して、人間のように対話し、状況を理解する能力を示した。このロボットには、成都ヒューマノイドロボットイノベーションセンターが開発した大脳(意思決定・計画)や小脳(運動制御)、マルチモーダルインタラクション、高速推論モデルが搭載されており、文化・観光ガイドや公共の案内役、教育サポートなどの用途を想定している。
成都ヒューマノイドロボットイノベーションセンターと大竹県の関連機関は調印式で、「成都ヒューマノイドロボット(達州)大竹バンブーファイバーロボット量産拠点投資協定」と、「大竹バンブーファイバーロボットオーダー協定」に調印した。これは総投資額3億元(1元=約22円)の協力プロジェクトが実施段階に突入したことを意味している。
今回調印された量産拠点プロジェクトでは、大竹県の経済開発区に2万平方メートルの標準化工場棟が、パンダ型ロボット生産プロジェクトとモーター一体型コア部品生産プロジェクトに分けて建設されることになっている。パンダ型ロボット生産プロジェクトでは、材料研究開発センターが設置され、竹繊維応用材料と3Dプリント材料が開発され、パンダ型ロボットの生産拠点となる計画だ。モーター一体型コア部品生産プロジェクトでは、一体化関節モジュールや専用モーター、駆動装置といったコア部品の生産ラインが建設されることになっている。

(画像提供:人民網)