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華東理工大学の研究者、発酵による高純度スクアレン製造に成功

2026年02月19日

 華東理工大学の魏東芝教授率いる研究チームは、バイオ製造の高度な技術を用い、高純度スクアレンの「醸造」に成功した。科技日報が伝えた。

 20トンの発酵タンク1回分の生産量は、サメ3000頭分から抽出される量に匹敵するという。このバイオ製造スクアレンは現在、中国内外の複数の認証を取得しており、ワクチン用アジュバントや医薬品、化粧品、健康食品分野で実用化が進んでいる。

 成功の背景には、研究チームが構築した多酵素協調触媒システムがある。独自の細胞小器官(オルガネラ)エンジニアリング改造により、合成反応を特定の細胞小器官内で進むよう設計し、反応空間を集約して効率を高めた。

 同チームは、独自の知的財産権を有する1万種類以上の酵素からなる酵素ライブラリーを保有するほか、迅速かつ高精度に産業用酵素をカスタマイズする技術、培地の100%国産化による低コスト発酵、抗生物質を使用しない発酵プロセスなどを開発した。基盤となる一連の技術はいずれも独自化を実現しているという。

 
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