AI(人工知能)オープンソースコミュニティ「Hugging Face」は2月24日、オープンソース大規模言語モデル(LLM)の最新ランキングを公表した。ランキングでは、アリババ(阿里巴巴)が新たにオープンソース化したネイティブマルチモーダルモデル「千問(Qwen)3.5」が首位となった。科技日報が伝えた。
Qwen 3.5は2月16日に公開された基盤モデルで、総パラメータ数は3970億だが、アクティブパラメータは170億に抑えられているという。
公開後、エヌビディア(NVIDIA)やAMD、アップル(Apple)、インテル(Intel)といったテクノロジー企業をはじめ、華為(ファーウェイ)の昇騰(Ascend)や摩爾線程(Moore Threads)、沐曦、海光などのGPU・プラットフォームでも対応が進んだ。アリババはこれまでに、千問(Qwen)シリーズとして400以上のモデルをオープンソース化しており、全サイズ・全モーダルを網羅しているという。世界でのダウンロード数は10億件を超え、派生モデルは20万以上に増加している。
最新のHugging Faceモデルランキングのトップ10には、アリババ、智譜、MiniMax、月之暗面など中国で開発されたモデルが8本入った。
米マサチューセッツ工科大学(MIT)とHugging Faceがこのほど発表した共同報告書によると、過去1年間のオープンソースモデルの世界ダウンロードシェアは、中国開発モデルが17.1%、米国が15.8%となっている。
関係機関の試算では、2025年における中国のAI企業数は6000社以上、コア産業の規模は1兆2000億元(1元=約23円)に達する見込みとなっている。