2026年03月02日-03月06日
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中国、海上油田でドローン大規模運用を開始

2026年03月04日

 中国海洋石油集団は1日、北部湾海域油田のドローンシステム運用プロジェクトが2月28日に稼働したと明らかにした。これは中国の海上油田において、ドローンの大規模運用が初めて実現したモデルケースとなる。中国新聞網が伝えた。

 同集団では、北部湾海域にある41基の海上プラットフォームと2カ所の陸上ターミナル工場において、低空経済の応用を推進。海底パイプラインの点検、物流配送、緊急対応・警備など、複数のシーンをカバーするドローン運用システムを構築した。

 運用中のドローンは、総延長500キロメートル以上に及ぶ海底パイプラインを上空から点検し、漏えいなどの異常を検知して緊急対応を発動するほか、制御不能となった船舶や海中転落者の捜索・救助を支援することができるという。さらに、プラットフォームや作業船に予備部品などの資材を輸送することも可能で、配送効率を大幅に高め、輸送コストを削減するとみられている。

 中国海洋石油有限公司湛江分公司の調整部マネージャーである孟文波氏は、「低空経済の応用により、従来の一部の船舶やヘリコプターによる作業をドローンで代替した。これにより、作業効率は30%以上向上し、年間で船舶のレンタル費および燃料費を1500万元(1元=約23円)近く節約できる。また、二酸化炭素排出量を2万5000トン削減し、海洋石油作業のコスト削減・効率向上とスマート化・高度化を実現している」と説明した。

(画像提供:人民網)

 
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