中国建材集団傘下の中国巨石淮安有限公司による年産10万トンの電子級ガラス繊維および3億9000万メートルの電子クロス生産ラインがこのほど、稼働した。これは世界最大規模の電子ガラス繊維単一生産ラインであり、ガラス繊維のゼロカーボン・スマート製造拠点の整備が新たな段階に入ったことを示している。科技日報が伝えた。
同社の楊国明社長は、今回稼働したプロジェクトの製品には、超極細糸や超薄型クロスといった高性能電子基材が含まれており、高性能PCB基材に対するハイエンドサーバーや車載エレクトロニクスなどの需要への対応を見込んでいると説明した。また、スマート製造を通じて、AI(人工知能)やコネクテッドカーなどの関連産業を支える基盤の強化を進める考えを示した。
楊氏はまた、ゼロカーボン製造の実現に向け、同拠点向けの風力発電による新エネルギープロジェクトを併設していると説明した。発電されたグリーン電力は、ガラス繊維拠点の生産需要を100%満たすだけでなく、余剰分を一般家庭にも供給する計画だとしている。現在、風力発電所の第1期(233メガワット)はすでに系統連系を終えて稼働しており、47基の風力発電機で年間6億キロワット時以上を発電し、40万トン超の炭素排出削減を見込むという。第2期(500メガワット)が完成すれば、年間発電量は12億4000万キロワット時に達し、年間100万トンの炭素排出削減が見込まれるという。

(画像提供:人民網)