2026年03月23日-03月31日
トップ  > 中国 科学技術ニュース >  2026年03月23日-03月31日 >  風雲4号C衛星、初の観測画像を公開

風雲4号C衛星、初の観測画像を公開

2026年03月27日

 中国気象局は21日、2026年「世界気象の日」記念イベントの一般公開開始式典で、風雲4号C衛星による初の観測画像を公開した。科技日報が伝えた。

 風雲4号C衛星は2025年12月27日に西昌衛星発射センターから打ち上げられた静止気象衛星で、単一衛星としては総合観測能力が高いとされる。

 同衛星には6つの観測機器が搭載されている。公開された初期画像では、静止軌道放射イメージャーが鮮明な画像を取得し、華北地域の雲画像アニメーションでは、内モンゴル自治区西部から東へ進む短波トラフに伴う雲域が北京に影響を及ぼす様子が示された。高層の巻雲系も識別され、気象システムの変化を確認できる。

 干渉型大気垂直探査装置は高精細なスペクトルを取得し、大気の鉛直構造を捉えた。従来の衛星と比べて温度層の情報が増え、地球システムの数値予報に用いる観測データの拡充が見込まれる。雷イメージャーは強い対流を伴う気象における雷の発生状況を捉え、地域別のアニメーションでは、南支槽雲域の影響を受けたバングラデシュやミャンマーで対流雲が活発化し、雷活動が発生している様子が確認された。

 また、多波長電離層紫外分光イメージャーは地球東半球の大気光現象を連続観測し、電離層構造の変化が通信・ナビゲーション・測位信号に与える影響の把握に役立つ可能性がある。さらに、太陽極端紫外イメージャーと太陽X-EUVフラックス計の連携により、太陽フレアの画像とフラックス変化も捉えた。

 C衛星が業務運用に入れば、中小規模の気象現象の監視や早期警報、宇宙天気の発生源監視に活用される見通しだ。風雲気象衛星は、早期警戒システム「媽祖(MAZU)」のデータ基盤の一つとして、観測・予報・サービスへの活用が想定されている。

(画像提供:人民網)

 
※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます
 

中国科学技術ニューストップへ
上へ戻る