西安交通大学の徐光華教授のチームがこのほど、脳制御ロボット犬に関する研究で、脳波制御と自律ナビゲーション機能の統合テストを行った。使用者が脳波によって指令を出すと、ロボット犬が自律的に経路を計画し、障害物を回避しながら指定位置に到達できるという。科技日報が伝えた。
同大学医工融合研究所の所長である徐氏は、「これまでに脳波信号によるロボット犬の基本動作制御は実現していたが、今回は脳制御技術と自律ナビゲーション機能を統合した。この技術の中核は非侵襲型ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)の応用にあり、脳内神経活動により生じる電気信号を捉えることで、機器の制御を行う」と説明した。
徐氏は、「脳制御技術はBMIを通じて脳波を取得し、人と機械のインタラクションを実現する技術だ。当チームが取り組んでいる非侵襲型技術は、信号取得、情報デコード、再エンコード、フィードバックに至る一連のプロセスをすでに構築している。数百回に及ぶ実験と、繰り返しのプログラミングや調整を経て、脳制御のプロセスを整備した」と語った。
応用の展望について徐氏は、「このロボット犬は将来、障害者を支援するツールとなる可能性がある。BMIシステムにより、人間の意思決定と機械の知覚能力を組み合わせることで、人と機械のコミュニケーションを実現できる。また、この技術は高齢化社会における独居高齢者の介護、医療補助、リハビリ訓練、さらには自動追従システムなど、多様な場面での応用が考えられる」と述べた。

(画像提供:人民網)