2026年04月01日-04月03日
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「梨」に特化した大規模言語モデルが公開

2026年04月03日

 梨の栽培技術や遺伝的特性、産業政策などの情報について知りたい場合、大規模言語モデル(LLM)「問梨」に質問すれば、専門家レベルの解決策を得ることができる。3月28日に公開された同モデルは、中国工程院院士(アカデミー会員)で、国家現代農業(梨)産業技術体系首席科学者、南京農業大学園芸学院教授の張紹鈴氏が主導し、同大学情報管理学院の王東波教授らと共同で開発された。科技日報が伝えた。

「問梨」は果樹農家が直面する疑問に答えるだけでなく、科学研究の推進や産業の意思決定を支援することもできるという。

 張氏は、「『問梨』には同チームによるナシの全ゲノム精密マップなどの分子遺伝学研究の成果が組み込まれている。一つの指令を出すだけで、標的遺伝子を迅速に特定し、配列特性や機能注釈などの情報を取得できる。これにより、研究者がナシの重要形質の遺伝メカニズム解明や分子育種を行う際の補助となり、育種家が遺伝資源のイノベーションに専念できるよう促すことで、画期的な品種育成を加速させる」と語った。

 また、国家現代農業(梨)産業技術体系が長年蓄積してきた産業データに基づき、このモデルはワンクリックで産業発展報告書を生成することも可能だ。政府当局、業界団体、経営主体に対して、意思決定の参考資料を提供するという。

「問梨」というLLMの誕生には、国家現代農業(梨)産業技術体系内の40人を超える各分野の科学者や総合試験ステーション責任者の知恵と経験が結集している。同体系の栽培・土壌肥料機能研究室室長である陶書田氏は、「モデルの花芽調節や樹体管理といった重要な工程における知識構築において、チームの長年にわたる圃場試験データや栽培技術の成果を融合させている。データ構築に関しては、国内外の学術著作、コアジャーナル、業界レポートなどの体系的な集約により、5億トークンを超える高品質なナシ分野専用コーパスが構築された」と説明した。

 
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