深圳理工大学の「未来宇宙病院」による5つの最先端医療プロジェクトが3月30日、実験用宇宙船に搭載されて酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。今後3年間にわたり軌道上での実証・試験を行う予定だ。これは「未来宇宙病院」が構想段階から実践段階へと進んだことを意味する。科技日報が伝えた。
同大学の朱迪倹党委員会書記は、「世界的な宇宙探査競争が激化する中、中国もこの分野に注力し、技術的な空白を埋めている。宇宙飛行士が宇宙空間で直面する健康上の課題もまた、科学研究における重点テーマになっている。当大学は医療機器、バイオ医薬品、革新的医療技術に加え、中国科学院微小衛星イノベーション研究院などの宇宙科学技術分野の力を結集し、未来の宇宙医学プラットフォーム建設を進めていく」と述べた。
同大学未来医学センター執行主任で臨床医学院院長の徐志明氏は、「未来宇宙病院の建設は3段階に分けて進められる。第一段階は、最先端医療プロジェクトの宇宙向け改修を行い、貨物宇宙船『軽舟』に搭載することであり、今回の打ち上げ成功を受けて軌道上での実験・試験を実施する。第二段階は、軌道上実験・試験の成功後、未来宇宙病院の中継拠点を建設し、宇宙での応急救援や科学研究の実践を行うことだ。第三段階は、月やその他の天体に未来宇宙病院の医療モジュールを建設し、人類の月面着陸や宇宙旅行における健康支援の提供を模索することだ」と説明した。