中国工業・情報化部(省)など9部門は3月31日、「モノのインターネット(IoT)産業のイノベーション発展推進行動計画(2026-28年)」を発表した。同計画は、28年までにIoT端末の接続数を100億件規模に引き上げ、IoTコア産業の規模を3兆5000億元(1元=約23円)以上に拡大する目標を掲げている。中国新聞社が伝えた。
IoTはセンシング技術を基盤に、通信ネットワークを通じて、人、機械、モノの広範なスマート接続を実現し、デジタル世界と物理世界をつなぐものだ。IoT産業は主に、センシング、ネットワーク、プラットフォーム、応用、セキュリティ支援によって構成される。
同計画は、IoT機器のイノベーション・高度化を推進する方針を明記しており、3つの項目が盛り込まれている。第一に、センシング機器の重要技術においてブレイクスルーを図り、中・高性能センサーの独自イノベーション能力を向上させる。第二に、応用端末の最適化・高度化を加速させ、AI(人工知能)、5G、エッジコンピューティングなどの技術と端末の高度な融合を推進する。第三に、ネットワーク機器の接続能力を強化し、大規模接続、低遅延、耐干渉といったIoT通信のニーズに対応する。
同計画はさらに、28年までにIoTの新技術・新製品・新モデルの創出を進め、産業のイノベーション能力を持続的に強化するとしている。センシング、ネットワーク・通信、データ処理、セキュリティといった主要分野での技術的ブレイクスルーを実現させ、端末およびプラットフォームのスマート化水準を大幅に向上させる。また、50件以上の先進的かつ実用的な標準の制定・改定を進め、1億件規模の接続を実現する10の分野と、1000万件規模の接続を実現する15の応用分野を育成・構築する。最終的に、IoT端末接続数を100億件規模に、コア産業規模を3兆5000億元以上に拡大するとしている。