2026年04月06日-04月10日
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中国沿海で海洋エネルギー調査進む 浙江・福建沖で7000万kW超

2026年04月08日

 中国自然資源部(省)はこのほど、国内の海洋エネルギー資源データベースの初期構築が完了したと明らかにした。浙江省や福建省の沿海部にある海洋エネルギー資源集積地域に対する精密調査を完了しており、両省海域における潮流エネルギーと波浪エネルギーの開発可能量は7000万キロワット(kW)を超え、約4000万世帯の年間電力需要を賄うことができるという。経済日報が伝えた。

 海洋エネルギーは重要な再生可能エネルギーであり、潮汐エネルギー(潮位差エネルギーと潮流エネルギーを含む)、波浪エネルギー、海洋温度差エネルギー、塩分濃度差エネルギーなどを含む。

 国家海洋技術センターの武賀研究員は、「海上での生産や生活において、持続可能なエネルギー供給への需要が高まっている。海洋エネルギーの大規模利用は、遠洋での支援能力の向上や開発コストの低減につながる可能性があり、海洋開発を進めるうえで重要な基盤になる」と語った。

 中国初のメガワット(MW)級潮流エネルギー発電ユニット「奮進号」は運用開始から約4年が経過し、100MW級実証プロジェクトの第1期工事も着工している。また、MW級波浪エネルギー発電装置「南鯤号」は、1日当たり発電量などの主要指標が想定に達しており、初の半潜水式波浪エネルギー養殖プラットフォーム「澎湖号」も安定的に稼働している。

 2025年2月には、自然資源部や国家発展・改革委員会など6部門が「海洋エネルギーの大規模利用推進に関する指導意見」を公表した。2030年までに海洋エネルギーの設備容量を40万kWに引き上げる目標を掲げ、島嶼部でのマルチエネルギー補完型電力システムや大規模実証プロジェクトの整備を進めるとしている。

(画像提供:人民網)

 
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