中国能源建設集団(中国能建)10日、遼寧省瀋陽市で年産50万トン級のバイオマス由来グリーン燃料実証プロジェクトが着工したと発表した。風力・太陽光発電による水素製造とバイオマス利用を組み合わせたもので、中国で初の50万トン級案件という。中央テレビ網が伝えた。
グリーンアルコール燃料は低炭素な液体燃料で、その製造工程は、風力や太陽光などの再生可能エネルギーで発電し、その電力で水を電気分解して水素を製造し、この水素を農林業廃棄物(わら、枝など)から得た炭素源と反応させて、メタノールや航空燃料を合成するというものだ。
今回着工した実証プロジェクトの総投資額は320億元(1元=約23円)。現地の風力発電とバイオマス資源を活用し、年産50万トンのバイオマス由来グリーン燃料設備を建設する計画で、これに2ギガワットの集中型風力発電設備を組み合わせる。年間に必要なバイオマスは約300万トンと見込まれている。