中国原子力エネルギー業界協会がまとめた「中国原子力エネルギー発展報告2026」青書によると、中国は現在、原子力発電所の建設で、50基の原子炉を同時に建設できる能力を備えているという。中央テレビニュースアプリが伝えた。
最新データによると、2025年における中国の原発建設投資額は、前年比141億元(1元=約23円)増の1610億元だった。原発建設技術の国産化が進んだことで、従来の単一炉の建設から、複数の原子炉を同時に建設する段階に移行している。準備から施工、冷態試験、商業運転までを含む、原発建設・運営の体制も整いつつある。
原発設備の製造能力も拡大している。中国では、独自開発と国産化の取り組みにより、年間10基(セット)分以上の原発主要設備を製造できる体制が形成された。主要設備は100%国産化され、重要部品についても自主的に管理できるようになったとしている。
2025年に中国の原発設備メーカーが納入した主要設備は計148台・セットで、2023年の約3倍となった。中国側は、これにより原発の大規模建設を支える供給体制が強化されたとしている。