2026年05月11日-05月15日
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単一の風力発電設備で世界最大規模の「三峡領航号」が設置完了

2026年05月11日

 中国長江三峡集団によると、単一の風力発電設備として最大容量となる16メガワット級の浮体式洋上風力発電設備「三峡領航号」が2日、広東省陽江市沖の海域で設置作業を完了した。

 同社によると、「三峡領航号」は稼働して発電を開始した場合、年間約4465万キロワット時の電力を生産し、3人世帯約2万4000世帯が1年間に消費する電力をまかなえるという。

 「三峡領航号」は、陸地から70キロメートル以上離れた水深50メートル超の海域に設置された。設備は、16メガワット級の洋上風力発電装置、半潜水型の浮体プラットフォーム、新型の係留システムの3つで構成されている。

 長江三峡集団は、浮体式洋上風力発電の開発を進めており、2021年12月には、台風に対応した浮体式風力発電設備とその基礎プラットフォームである「三峡引領号」が電力網に接続され、発電を開始している。

 同社によると、「三峡引領号」と比べ、「三峡領航号」は単一設備の発電容量が約3倍となった一方、1キロワットあたりの建設コストは50%以上低下した。また、「三峡領航号」は中国船級社(CCS)に登録された浮体式風力発電設備で、同社は今後の深海域での風力発電の活用に役立つとしている。

 「三峡領航号」のチーフエンジニアを務める長江三峡集団上海勘測設計研究院有限公司の林毅峰氏は、技術の成熟に伴い、浮体式洋上風力発電が新たなエネルギーシステムの構築で役割を果たすとの見方を示した。

(画像提供:人民網)

 
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