2026年05月11日-05月15日
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中国最大規模のラージトウ炭素繊維生産ラインが稼働

2026年05月15日

 中国石油化工集団は8日、同社傘下の上海石化が建設した年産3万トン規模のラージトウ炭素繊維プロジェクト第1期で、原料投入後の試運転により、規格適合製品の生産に成功したと発表した。これにより、中国国内で単一ライン当たり最大の生産能力を持つ48Kラージトウ炭素繊維生産ラインが完成し、稼働を開始した。単一ラインの設計生産能力は3000トンを超える。人民網が伝えた。

 同プロジェクトでは全体で10本の生産ライン建設を計画している。今回稼働した第1期では2本の生産ラインが完成し、第2期の8本は2027年末までに完成する見込みだ。

 炭素繊維は優れた性能を持ち、業界では「新素材の王」「黒い金」とも呼ばれている。一般に、1束当たり4万8000本(48K)以上のものをラージトウ炭素繊維と呼ぶ。

 中国石化の関係者は、「上海石化が生産するラージトウ炭素繊維は、炭素含有率95%以上の高強度新型繊維材料だ。密度は鋼の4分の1未満でありながら、強度は鋼の7~9倍に達し、耐腐食性も備えている。航空宇宙、新エネルギー車、風力発電ブレードなどの分野に応用可能だ。またラージトウ炭素繊維は、スモールトウ炭素繊維と比べ、同一条件下で単一ライン当たりの生産量が高く、生産コストが低いため、大規模応用において優位性が際立つ」と説明した。

 同プロジェクトでは技術改良と最適化を重ね、既存ラインと比べて単一ラインの生産能力を50%向上させた。さらに、主要設備の国産化率は100%に達している。

 また、内モンゴルの豊富な風力・太陽光資源を活用し、使用電力の60%以上を再生可能エネルギーで賄う計画だ。石炭火力発電と比較して、各ラインで年間約2万トンのCO2排出削減が可能で、これは約125万本の植樹効果に相当する。

(画像提供:人民網)

 
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