2026年05月18日-05月22日
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中国、超高産乳用ヤギのクローン量産に初成功 6頭誕生

2026年05月20日

 中国・西北農林科技大学は14日、超高産乳の乳用ヤギ6頭が11日に陝西省富平の乳用ヤギ産業研究院の試験拠点で誕生したと明らかにした。いずれも体細胞クローンによって作出された個体で、数日間の観察では健康状態は良好だという。超高産乳の乳用ヤギを対象としたクローンの複数個体作出は中国で初めてとなる。新華社が伝えた。

 乳用ヤギは酪農における重要な遺伝資源だが、これまで優良種の供給不足や育種期間の長さ、増殖効率の低さが課題とされてきた。今回、西北農林科技大学は関係機関と連携し、全ゲノム選抜と体細胞クローンを組み合わせた育種技術を用いた。1日当たり8キログラム以上の乳を生産する高産乳のザーネン種を供体として、体細胞の分離、細胞系統の構築、胚の再構築、胚移植、妊娠管理といった一連の工程を最適化し、クローンの量産に至った。これにより、優良個体の遺伝的特性を維持したまま増殖できる可能性が示された。

 中国畜牧業協会羊業分会の杜立新会長は、この成果について、高産乳の乳用ヤギを対象としたクローンの集団的作出が実現した例とし、種の確保や産業発展への応用につながるとの見方を示した。

 研究チームによると、誕生した6頭は雄4頭と雌2頭。供体となった雌ヤギは年間乳量が2800キログラム以上に達し、乳脂肪率や乳タンパク質率などの指標も一般的な個体より高い水準にある。また、繁殖の安定性や環境適応性、耐病性にも特徴があるとしている。

(画像提供:人民網)

 
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