中国華能集団が開発・建設した、中国初の超臨界二酸化炭素(CO₂)を利用した地熱採熱プロジェクトが19日、河南省鄭州市で稼働を開始した。科技日報が伝えた。
同プロジェクトは、水に代えて超臨界CO₂を熱媒体として使用する。超臨界CO₂を深さ2500メートルの地熱井の底部まで送り込み、地下の熱を吸収させた後、地上に戻して暖房用水に熱を伝える仕組みだ。
従来の水を熱媒体とする地熱利用方式に比べ、超臨界CO₂は密度が高く、流動抵抗が小さいため、採熱能力を約20%向上させ、暖房に必要なエネルギー消費量を単位当たり10%削減できる。また、全工程で地下水をくみ上げず、地層の汚染や地質環境への攪乱を避ける方式となっている。
稼働後は、冬季に1万8000平方メートルを超える住宅の集中暖房需要に対応できる。年間で標準石炭約288トンの使用を代替し、CO₂排出量を約750トン削減する見込みだ。