第2回世界人型ロボット運動会が8月22~26日、中国北京市の国家スピードスケート館で開かれる。大会の全50種目が12日までに決まり、400メートル走や1500メートル走、4×100メートルリレーなどは、ロボットが人の操作を受けずに走行する「完全自律」形式の競技となる。卓球やキックボクシングなど3種目も新設され、家庭清掃やホテルサービス、工業生産、緊急救援など、生活や産業の現場を想定した競技も追加された。新華社が伝えた。
トラック競技の変更は、ロボットの自律走行技術の進歩を受けたものだ。難易度の高い障害物競走では、操作方法に応じて成績を補正する係数を廃止し、複雑な路面環境での安定性や信頼性、段差や揺れに対応する走破力を重点的に評価する。
新設される卓球やキックボクシングなどの競技では、相手との動きが多い環境におけるロボットの動的な相互作用能力や、複合的な運動能力を評価する。生活・産業分野を想定した競技では、家庭清掃、ホテルサービス、工業生産、緊急救援、図書管理、商業施設・小売、オフィスサービス、庭園巡回点検、車両充電という9つの場面を設定し、業務の流れに沿った長時間タスクを行う。
短距離走と作業タスクを組み合わせた「総合五種」も設けられる。ロボットは100メートルのコースを走りながら作業を行い、器用な操作、安定した受け渡し、重量物の運搬など5つの課題をクリアする必要がある。
北京市経済・情報化局の劉維亮副局長は、ロボットには加速能力だけでなく、精密な作業をこなす能力も求められると説明した。こうした競技は、ロボットの頭脳による物理世界の理解能力と、全身の運動・協調能力を総合的に評価するものだとしている。
大会では、工場やホテル、大学、文化観光関連などの利用側企業・機関を招き、ロボット開発企業とのマッチングも行う。北京市は、ロボット技術を競技場だけで終わらせず、生産や生活の現場での活用につなげる方針だ。

(画像提供:人民網)