ここ数年、プリンターの精度向上や操作の簡素化、材料コストの低下を背景に、中国製3Dプリンターが家庭向け消費市場に広がり、3Dプリンティングへの関心が高まっている。経済日報が伝えた。
3Dプリンティングは新しい技術ではなく、1980年代から存在し、当初は工業分野で使われていた。
2022年、深圳拓竹科技有限公司(バンブーラボ)は、同社初の製品となる高速スマート3Dプリンター「X1シリーズ」を発売した。同製品は、多色印刷や高性能エンジニアリングプラスチックへの対応など、産業用プリンターで使われてきた技術を消費者向け製品に取り入れ、3Dプリンティングの利用層拡大につながった。
SNSでは、多くのユーザーが3Dプリンティングを使い、さまざまなアイデアを形にしている。目新しいデザインの玩具のほか、暮らしの中で使える実用的な小物も作られている。
中国国家統計局のデータによると、2026年1~4月の中国の3Dプリンター生産台数は前年同期比50.9%増となり、主要工業製品の中でも高い伸びを示した。
輸出では、2025年の中国の3Dプリンター輸出台数が前年比33.2%増の503万台となった。輸出総額は同39.1%増の113億5400万元(1元=約24円)で、初めて100億元を超えた。2026年第1四半期(1~3月)の輸出台数は前年同期比119%増となり、デジタルカメラと並んで海外市場で需要が伸びるイノベーション型機器となっている。