中国浙江省で6月30日、純電動船を使って河川輸送と海上輸送をつなぐゼロカーボン航路が開設された。コンテナを満載した純電動コンテナ船「寧遠電鵬」が同日、嘉興港独山港区を出港し、寧波舟山港金塘港区へ向かった。新華社が伝えた。
「寧遠電鵬」は、寧波遠洋運輸股份有限公司が建造・運航する船舶で、全長127.8メートル、全幅21.6メートル、742TEU(20フィートコンテナ換算)の積載能力を備える。動力源には標準化されたコンテナ型バッテリー10基を採用し、総蓄電容量は約2万キロワット時(kWh)となる。年間約800トンの燃料を節約し、二酸化炭素排出量を2000トン以上削減できる見込みだ。
このゼロカーボン航路で最初に輸送されたのは、吉利汽車長興製造拠点の自動車ノックダウン部品だった。貨物は浙江省の長興港を出発し、64TEU積みの純電動内陸河川コンテナ船で嘉興港まで運ばれた後、1万トンクラスの純電動コンテナ船「寧遠電鵬」に積み替えられ、寧波舟山港へ運ばれた。航行中は燃料を使わず、排気ガスも出さない。試算では、輸送全体でコンテナ1本当たり約60キログラムの二酸化炭素排出量を削減できる。河川・海上複合輸送のゼロカーボン航路は、貨物に「低炭素証明書」を付与し、長江デルタ地域の貿易企業による低炭素輸出を水上輸送面から支えるという。

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