ロボットによるサッカー競技などの国際大会「ロボカップ世界大会2026」が6月30日から7月6日まで、韓国・仁川で開かれた。中国代表の清華大学火神チームは、北京加速進化科技有限公司(以下、加速進化)のロボット「Booster T1」を使用し、決勝で農大山海チームを6対2で破り、人型ロボット部門で連覇を果たした。新華社が伝えた。
ロボカップは1997年に第1回大会が開催された国際的なロボット競技大会で、人型ロボット競技も実施されている。2025年にブラジルで開催されたロボカップでは、清華大学火神チームが人型ロボット成人部門で優勝した。同部門で中国のロボットサッカーチームが優勝したのは初めてだった。
今回の大会では、38チームが加速進化製のロボットを採用した。同社のロボットを採用したチームは、二足歩行人型ロボットの全カテゴリーで金メダルを獲得した。
中国製ロボットを採用するチームが増えた背景には、ロボット競技で求められる能力の変化がある。
これまでの大会では、各チームがロボット本体の開発まで担うことが多く、機械構造の設計やハードウェア開発、基本的な運動制御に多くの研究開発資源を費やしていた。昨年、中国製ロボットを採用したチームは5チームだったが、今年は採用チームが増えた。脚部の運動制御や機体の信頼性が評価され、各チームが視覚認識、瞬時の意思決定、マルチエージェントによる協調行動といった高度な技術の開発に注力しやすくなったためだ。
加速進化の技術責任者によると、ロボカップではロボット本体の性能だけでなく、認識や判断、制御、協調行動などを含む技術力が問われる。ロボット本体には、軽量で機敏に動けることに加え、衝撃への強さも求められるという。

(画像提供:人民網)