中国航天科技集団によると、西昌衛星発射センターで23日、運搬ロケット「長征3号B」による「天鏈2号06星」の打ち上げが行われた。衛星は予定の軌道に投入され、中国の第2世代データ中継衛星システムに新たな衛星が加わった。中国新聞網が伝えた。
データ中継衛星は、高い軌道から宇宙機を追跡し、取得したデータをリアルタイムで地上に伝送する。これにより、各種宇宙機の運用効率や緊急時の対応能力を高めることができる。中国のデータ中継衛星事業は1980年代に始まった。軌道上で運用される宇宙機の増加や宇宙ミッションの高密度化に伴い、中継衛星システムの更新と拡充が進められている。
2019年に「天鏈2号01星」が打ち上げられて以降、開発チームは衛星の量産化を段階的に進め、3年間で「天鏈2号02星」と「天鏈2号03星」を、続く2年間で「天鏈2号04星」から「天鏈2号06星」までを開発した。6基の衛星が相次いで打ち上げられ、ネットワークを構築したことで、中国の新世代宇宙データ中継ネットワークのカバー能力とサービス性能が向上しつつある。