中国初の洋上CO₂(二酸化炭素)注入による天然ガス増進回収技術の実証事業として進められている東方1-1ガス田の中央プラットフォームは、4日に本体の建造が完了したことを受け、設備の調整・試験段階に入った。稼働後は、海底の地層に年間100万トンを超えるCO₂を貯留する見込みだ。中央テレビニュースアプリが伝えた。
海底から採取される天然ガスには、CO₂が多く含まれる場合がある。従来は、CO₂を多く含む天然ガスを陸上の処理施設に輸送し、CO₂を分離・除去していたが、この方法では輸送コストが高く、処理に時間がかかるうえ、CO₂の排出量も多いという課題があった。
東方1-1ガス田の天然ガス増進回収プロジェクトでは、CO₂の分離・除去設備を洋上プラットフォームに設置し、天然ガスの採取に伴って発生するCO₂を回収・精製した後、加圧して地層に再注入する。これにより、採取が難しい天然ガスの回収率を高めるとともに、CO₂を地層に長期貯留することで、天然ガスの増産とCO₂排出量の削減を図る。

(画像提供:人民網)
(提供元:人民網)