2021年05月
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7万円の電動スクーター「HOPE」を発売 インド工科大発のスタートアップ企業

インド工科大学デリー校(IITD)の発表(3月23日)によると、同校発のインキュベーションスタートアップであるジェリオス・モビリティー(Geliose Mobility)が電動スクーター、HOPEを発売した。HOPEは配達や地元での通勤をターゲットにしている。最高速度は時速25キロカテゴリーに分類され、運転免許証や道路での運転の登録は不要。

ジェリオス・モビリティーは、ペダルアシストスクーターを市場に導入した最初の企業の1つ。運転者は運転中にペダリングモードとスロットルモードを簡単に切り替えることができる。駐車の際の特別なリバースモードもある。自社開発のバッテリーマネジメントシステム、データモニタリングシステム、ペダルアシストユニットを搭載しており、これはデータ分析および管理アプリケーションに対応したIoT(モノのインターネット)となっている。これらの最先端の機能により、HOPEはスマートコネクテッドカーのカテゴリーに分類される。

HOPEには、ポータブル充電器とポータブルバッテリーが付属しており、すべての家庭にある通常のソケットから充電できるため、駐車場での充電器は不要。バッテリーは4時間で完全に充電できる。通勤などに使用する状況に応じて、利用者は2つの異なるバッテリー容量オプションから選択が可能で、理想的な条件での走行距離は50キロと75キロだ。

ジェリオス・モビリティーの創設者兼CEOであるアディティヤ・ティワリ(AdityaTiwari)氏はHOPEの魅力について次のように話す。

「持続可能なモビリティエコシステムを構築するというビジョンを持って3年前にこの会社を設立しました。HOPEはこの取り組みにおける主要なステップです。価格は46,999ルピー(約7万円)からあり、HOPEは現在市場に出回っている中でも最も手頃なインターネット接続スクーターです。デリーでの予約を受け付けており、今年の後半には他の都市でも利用できるようになります。現在、ラストマイルデリバリー用のスクーターを発売しており、今後数カ月以内に個人通勤アプリケーションの予約が開始されます」

ジェリオス・モビリティーは、ロジスティクスや配送会社と協力して、eコマース、食料品、生活必需品といった配送アプリケーションに対応している。充電とメンテナンスのためのハブは、配送パートナーの頻度の高いルート上に設置される。また、緊急時にはロードサイドサポートやロードサイドバッテリー交換などのサービスが提供される。また、運転手は要件に応じてさまざまな荷物運搬用アクセサリーや後部座席を取り付けることができる。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部