2022年01月
トップ  > インド科学技術ニュース> 2022年01月

インド、最新技術駆使し革新的なエコシステムを構築 科学技術相が表明

インドのジテンドラ・シン(Jitendra Singh)科学相はインドのイノベーションエコシステムについて、「AI(人工知能)、ブロックチェーン、グリーンエネルギー、量子コンピューティングなどのテクノロジーにより、企業に価値を創造し、進化と成長の新しい機会を提供している」と表明した。2021年12月16日付。

同相は、医療、農業、教育、ガバナンス、金融サービスなどの分野でAIの影響が見られ始め。フロンティア技術の1つとしてのAIがインドの現在および将来の経済を作ると指摘。同国のモディ首相のリーダーシップの下で、半導体に関するインセンティブ、自動車のPLIスキーム、ドローン政策などの最近のイニシアチブにより、革新的なエコシステムを構築していると述べた。

同相によると、インドは、DST(科学技術庁)などにより学際的サイバーフィジカルシステム(ICPS)、量子コンピューティング、スーパーコンピューティング、電気モビリティ、グリーン水素などに関する国家ミッションを推進し、新しい科学技術イノベーション政策を進め、研究開発に向けたさまざまな政策を実施している。そのうえ、ヘルスケア、水、農業、エネルギー、IT、デジタルなどの重点分野に取り組み、特にデジタル化はインドのスタートアップエコシステムを推進し、草の根レベルのイノベーションを推進しているという。

DSTは以下のイニシアチブにより、研究者、起業家、研究機関、新興企業、業界等のインドのイノベーションバリューチェーンを支援し、インドの技術、社会、経済の目標を達成する推進力を提供している。

1. イノベーションのバリューチェーン全体に取り組むNIDHI(イノベーションの開発と活用のための国家イニシアチブ)という全国プログラム。NIDHIは、DSTによって作られた153のインキュベーターのネットワークを通じて3,681のスタートアップを育成し、インドのイノベーションエコシステムに大きな影響を与え、累計直接雇用として65,000以上の雇用を生み出し、2000近くの知的財産を生み出している。

2. Sophisticated Analytical&Technical Help Institutes(SATHI)は、業界、中小企業、およびスタートアップ向けのS&Tインフラストラクチャを構築するための新しいスキームで、これによりハイエンドな機器による研究にアクセスできるようになり、イノベーションエコシステムがさらに強化される。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部