インドで科学技術に関する省庁のハイレベルの能力開発合同会議が開催された。同国のジテンドラ・シン(Jitendra Singh)科学技術相は宇宙や原子力を含む6つの科学技術部門の33の部局から科学技術に関する168件の提案を受理した。2021年12月22日付。
同会議には、インド政府の首席科学顧問であるビジェイ・ラガバン(Vijay Raghavan)教授、DST(科学技術庁)のチャンドラ・セカール(Chandra Sekhar)長官らが出席した。この会議は2021年9月から開催されており、科学技術に関する高官が参加して意見交換を行うもので、インド政府の各省庁がどのような科学的応用をどの分野で利用できるかについて検討を行う。
ジテンドラ・シン科学技術相は席上、特定の省庁での特定の部門によるプロジェクトに留まらず、それらがテーマごとに統合される必要性を強調した。
同相は、農業、食品、教育、鉄道、道路、電力、石炭などの分野でさまざまな科学的応用を活用するために各省庁からこのような多数の提案が寄せられたことに満足の意を表明した。
同相の指示により、ビジェイ・ラガバン首席科学顧問はこれまでに科学技術関係省庁の数十回の会議の議長を務め、次の5つのテーマを特定した。
また、これらの会議では、
―に重点が置かれている。科学技術に関係する各省庁は連携してニーズを特定し、研究開発予算を目的指向の研究に使用することが求められている。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部