インド工科大学マドラス校(IITーM)は電気自動車 (EV) やそれに関わる包括的なサービス (eMobility) に関する修士課程プログラムを開設する。1月4日、The Indian EXPRESS で発表した。
この学際学位は、学生のeMobilityへの関与を高めることや当分野の研究能力を強化することを目的とし、工学士 (BTech) とダブルディグリー取得を目指す学生を対象に提供される。プログラムを卒業する学生は、EV製品開発者として働くために必要なスキルセットを身につけることができる。
IITーM のエンジニアリングデザイン学科のティー・アソカン (T Asokan) 学科長は、「プログラムで提供されるコンテンツは、車体の基礎から始まり、バッテリーやモーターを含むEVアグリゲーションまで、各ドメインで十分な深さのスキルを取得するために管理されている」と説明した。エンジニアリングデザイン学科がこのプログラムの中核を担い、様々な学科とも協業して提供する学際的な学位となる。
また、IITーM のカルシック・アスマナサン (Karthick Athmanathan) 教授は、「今はeMobilityの分野にとってエキサイティングな時勢で、明らかに転換期を迎えている」とし、「EVとeMobilityのさまざまな側面に長けた人材をより多く育成することが重要だ。私たちは今、産業界と密接に関わりながら、EVとeMobilityのためのプログラムを提供するこの段階を始めている」と話した。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部