2022年03月
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3.3 ペタフロップスのスパコンー「Param Pravega」を設置 インド理科大学院

インド・ベンガルールにあるインド理科大学院(Indian Institute of Science: IISc)に、同国で最も強力なスーパーコンピューターの1つ、Param Pravegaが設置された。INDIAai(インド政府のAI関連ポータル)が2月7日に紹介した。

IIScでは、国家スーパーコンピューティングミッション(NSM)のもと、アドバンストコンピューティング開発センター(C-DAC)が設計した3.3ペタフロップスの能力を持つスーパーコンピューターParam Pravega が設置された。国内での製造を促進する「メイク・イン・インディア(Make in India)」の精神に則り、C-DACは、自前で開発した固有のソフトウェアスタックを用いて、コンポーネントの大半をインドで製造または組み立てた。

Param Pravegaには、高性能コンピューティングアプリケーションを開発・実行するためのプログラム開発ツール、ユーティリティ、ライブラリが搭載される予定である。IIScは近年、ウイルスの侵入と結合のモデル化、細菌とウイルス疾患におけるタンパク質の相互作用の研究、抗菌・抗ウイルス特性を持つ新しい分子の設計など、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する研究の推進に極めて重要な役割を担っている。

NSMは、インド科学技術庁(DST)とインド電子情報技術局(MeitY)の指揮のもと、IIScとC-DACによって実施されているプロジェクトである。これまでにインド国内研究機関に10台のスーパーコンピューターシステムの導入を支援し、その累積演算能力は17ペタフロップスとなる。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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