2022年10月
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インド、AIベースの作物タイプマップの開発でドイツからサポート

ドイツ開発協力イニシアチブであるFAIR Forwardは、インドのテランガナ州政府のDoA & ITE&C部門と提携し、地球観測のためのオープンな機械学習(ML4EO)の利用を持続的に強化し、同州の人工知能(AI)ベースの作物タイプマップの開発をサポートすることを発表した。インドのAI関連のポータルサイトINDIAaiが9月27日に伝えた。

これは、FAIR Forwardの「AIへの参入障壁を取り除き、地域のイノベーションのためにトレーニングデータとAI技術へのアクセスを改善する」という目標の一環だ。同組織は、ガーナ、ルワンダ、南アフリカ、ウガンダ、インドの5つのパートナー国と協力し、国際レベルでAIに対するオープンで包括的かつ持続可能なアプローチを目指している。

今回、同組織が開始したのは「テランガナ州のAI駆動型オープンソース作物マップのための地理空間フィールドデータの収集&データ課題の整理」に関する入札プロセスだ。目的は、同州のさまざまな作物に関する、高品質でオープンアクセスのグラウンドトゥルースのトレーニングデータセットを作成し、公開することである。オープンアクセスの衛星画像を使用して、作物タイプクラスを予測する機械学習モデルを構築し、作物分類のためのAIソリューションのロードマップ実装を行う予定だ。

本プロジェクトにより、同州の農業は、AI主導の農業調査、作物の識別、健康・病気のモニタリングや収量の推定など、高度な分析の基礎を築くことになる。さらに、持続可能な農業を行うにあたって、意思決定をサポートし、地元企業やNGOが農民や同州のために革新的なアプリケーション開発をすることが可能となる。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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