2022年10月
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金融機関のリスク監督のデータ管理にAIと機械学習を活用 インド準備銀行

インドの中央銀行であるインド準備銀行(RBI)は、銀行やノンバンク金融会社(NBFC)への規制を監督するため、外部の専門家を雇用し、データベースの分析のため人工知能(AI)、機械学習(ML)を広範囲に活用する計画があることを示した。10月7日、インドのAI関連ポータルサイトINDIAaiが伝えた。

同銀行の監督局は、銀行、都市型協同組合銀行(UCB)、NBFC、決済銀行、小規模金融銀行、地方銀行、信用情報会社など全てのインドの金融機関と広範な組織の監督している。これまでRBIは、現地調査やオフサイト・モニタリングによって、これらの金融機関を継続的に監督してきた。

RBIはこれらの機関に対するデータ駆動型監視能力を強化するため、AI、MLを取り扱うコンサルタントを雇用しようと関心表明(EoI)を公開している。コンサルタントは、監督に焦点を当てたデータの探索とプロファイリングを行うことが求められている。

こうした監督・規制活動を支援するためのML技術の使用は世界的な潮流となり、急速に普及している。AIとML技術は、リアルタイムにデータを報告し効果的にデータ管理するため、また流動性リスク、市場リスク、不祥事分析、商品の誤表記などの企業固有のリスクなどを監視するために活用されている。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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