インドの金融テクノロジー企業ヴェロシティ(Velocity)社は国内で初めて、人工知能(AI)チャットサービスであるChatGPT(チャットGPT)を搭載したAIチャットボット「Lexi」を発表した。インドのAI関連のポータルサイトINDIAaiが2月17日に伝えた。
Lexiはヴェロシティ社の分析プラットフォームであるVelocity Insightsに組み込まれている。インドのeコマース企業はこのプラットフォームを利用することにより、WhatsApp経由で毎日ビジネスレポートを受け取ることができる。
ヴェロシティ社の共同創業者兼CEOであるアビループ・メデカー(Abhiroop Medhekar)氏は「当社の製品チームは、ChatGPTのリリース以来、どのように活用できるかを議論してきた。当社の顧客は定期的にVelocity Insightsを利用しているため、彼らがビジネスに利用しているWhatsAppで使えるようにChatGPTを統合した。ChatGPTがWhatsAppに組み込まれたことで、AIであるLexiが問い合わせに答えることができるようになった」と話す。同社は、eコマースのオーナーにAIを活用したビジネスインサイトを会話形式で提供することにより、重要な企業活動のための時間を節約できるとしている。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部