インドの政策シンクタンクカーネギー・インディア(Carnegie India)は3月17日、ミサイル技術管理レジーム(Missile Technology Control Regime: MTCR)に関する米国の政策改革が、インドの宇宙産業に影響をもたらすとする見解を投稿した。
米国のドン・グレーブス(Don Graves)商務副長官は3月15日、人工衛星に関するカンファレンスSatellite 2023で、ミサイル技術管理レジーム(Missile Technology Control Regime: MTCR)に関する米国の政策の「慎重な見直し」の結果、MTCR加盟国への衛星および衛星部品の輸出を、これまでのような「原則不許可(presumption of denial)」ではなく、今後は「個々の場合に応じて(on a case-by-case basis)」審査すると述べた。
この輸出管理の大幅な緩和により、インドは次のような影響を受ける。
今回の政策改革は、衛星技術を輸出する米国企業の支援を意図したものである。商業的に有益な結果がもたらされた場合、今後も改革が進む可能性が高い。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部