2023年05月
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繊維状エアフィルター分野の教育、研究開発で寄付講座を開設 インド工科大学デリー校

インド工科大学デリー校(IIT-D)は4月21日、ヴィーナス・セーフティ&ヘルス(Venus Safety & Health Pvt. Ltd)社と、了解覚書(MoU)を締結し、繊維状エアフィルター分野における教育および研究開発を目的とした「ヴィーナス寄付講座」を開設したことを発表した。

ヴィーナス・セーフティ&ヘルス社はインドのマハラシュトラ州ナビムンバイに拠点を置く世界的な品質の個人用保護具メーカーだ。繊維状のエアフィルターは、空気中の粒子を除去するために使用され、そこから作られる製品には、微粒子フィルターマスク、呼吸器、空気清浄機、HVACフィルター、HEPAフィルター、ULPAフィルター、エンジン吸気フィルター、キャビンエアフィルター、圧縮エアフィルター、蒸気エアフィルター、バッグフィルターなど、数えきれない。

ヴィーナス寄附講座の立ち上げを推進したヴィーナス・セーフティ&ヘルス社のマネージングディレクターであるマヘシュ・クダヴ(Mahesh Kudav)氏は「繊維状のエアフィルターは、私たちの主要な事業分野の1つです。研究と独創的な技術活用により、最高級のエアフィルター製品を提供しています。IIT-Dにヴィーナス寄附講座を設立することで、教育、研究開発活動を支援し、繊維状エアフィルター分野でのより深い協力関係を促進したいと考えています」と連携の意義について強調した。

同社は、2019年にインド政府から空気ろ過製品のイノベーション技術について評価され「繊維セクターにおけるイノベーションの優秀賞」を授与している。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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