2023年06月
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ChatGPTを業務で使用 インドの航空会社

インドではさまざまな分野で人工知能(AI)が使用されており、航空会社も例外ではい。今回、航空会社のエア・インディア(Air India)社とインディゴ(IndiGo)社が、対話型AI「Chat(チャット)GPT」を業務で使用することを宣言した。インドのAI関連のポータルサイトINDIAaiが4月19日に伝えた。

エア・インディア社のキャンベル・ウィルソン(Campbell Wilson) CEOは、「私たちは顧客体験の向上を狙い、他社に先んじて、GPT-4を用いたウェブサイトの運用を行います。AI技術がまもなく実装され、ウェブサイトのFAQセクションにかなりの影響を与える予定です」と語った。

同社のチーフ・デジタル&テクノロジー・オフィサーであるサティア・ラマスワミ(Satya Ramaswamy)氏は「航空会社は多くのデータを扱うため、生成AIの活用に期待をしています。例えばパイロットは14~15時間かかるような長距離のフライトに出る前に、出発の数時間前に150ページほどのブリーフィング・ドキュメントを渡されます。私たちは、生成AIを使ってこの資料を要約し、パイロットに伝えられないか検討しています」と今後の活用について語った。

インディゴ社のチーフ・デジタル・インフォメーション・オフィサーであるニータン・チョープラ(Neetan Chopra)氏は、「AIは、航空会社のオペレーションにおいて、最適な価格、需要パターン、航空機に搭載すべき食事の数などの的確な予測など、広範囲に活用できると考えています。また、インドの航空分野では今後より大きなAIの利用が期待できるでしょう」と期待感をにじませた。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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